事務局は1996年7月現在、書記長(Secretary)、事務局長(Director of Secretariat)以下、約80人の職員が勤務している。書記長は、憲法に規定されている官職であり、人事委員会の意見に基づき、大統領により任命される。また、人事委員会書記長は、後述の総理府公務員局の次官補を兼ねることになっている。
教育職人事委員会の任務は、教育職公務員の採用、昇進等である。以前は教育局長(Director of Education。教育省の事務方のNo.2)の任命・昇進及び教育職公務員の懲戒については、人事委員会が権限を有していたが、1994年よりこれらの権限も教育職人事委員会が所管することになった。
?A警察民間防衛職人事委員会:同委員会と人事委員会の関係は、教育職人事委員会と人事委員会の関係と同様である。以前は警察隊長官(Commissioner of Police)と民間防衛隊長官(Commissioner of Civil Defense)(警察隊、民間防衛隊とも組織としては内務省に所属。)の任命・昇進及び警察職・民間防衛職公務員の懲戒については、人事委員会が権限を有していたが、1994年よりこれらの権限も警察民間防衛職人事委員会が所管することになった。